ノスタルジック・ボックスのコラージュがすごい
またまたゆっくりな表現フォトセラピー・ワークショップレポートです。今日紹介するワークはとても感性豊かなC様のラスト6回目、コラージュの回です。
これまでの写真をコラージュにしてお持ちいただきそれについてセッションをするのですが、トップの写真をご覧ください、もう何も説明はいらないですね^^。とにかく斬新!独創的!。これまでのワークで箱の内側、ふたと箱本体に写真をコラージュした方は初めてです。もちろん私もしたことがありません。このなかの写真はかつてお住まいだった横浜市の写真です。そのときのワークの内容は「時間と空間をさかのぼる」に詳しく書かれています。かつてよく見ていた風景をチェキで撮影してレトロにプリント。それらを宝箱のようにかわいくやさしく閉じ込めました。
Boxの中だとコメントは書きにくいのですが、それでもがんばって思いを書いてくださったC様。とても思い入れのある写真を選ばれたのだと思います。
このコラージュの写真はC様の記憶の中への旅行写真、強い想いの再体験のような要素もあったのではないかと感じました。大切な記憶。それらを大事に箱の中にしまって・・・・。箱をあけるたびに住んでいた時の想いだけでなく、時を経て再び訪れたときのC様の気持ちも胸に飛び込んでくるのではないでしょうか。
余談ですが、飲み物を運んできた若い女性店員さん(カフェでのセッションでした)が「うわ~~~ステキ~~~!おしゃれですね。私こんなの作れないですよ~~^^」と目を輝かせていたのが印象的でした。私も初めて見たときは彼女と全く同意見^^。
ペーパーへのコラージュ2作も対照的でしたね。
プログラムでは未来への想いを幾つか挙げていただいています。これから自分はどうしていきたいのか。
C様の場合はそのキーワードに「自由、思いつきを大切に」「常識にとらわれない」「感性を大切に」といったものが並びます。セッションの内容はあまり詳しくは書けませんが、右側の写真たちはカラフルで、ジャンルにとらわれず目についたものがにぎやかに沢山貼られています。赤が基調でしょうか。変わって左は美術館や何処へでも行けるものの象徴である電車や改札機など。このように1枚ずつ対照的なコラージュを作成するときは心がとても動いていると思います。先に挙げた未来への想いのキーワードがこの2枚にもかなり入っています。
C様は本当に独特の感性をお持ちなだけでなく、地球にも動物にも優しい方。ワンちゃんの介護をされながら長い期間のワークショップに、本当によくついてきてくださいました。そして、私もC様から色々なことを学びました。この場を借りてどうもありがとうございました。
これからもご自身の気持ちに正直に、直感を信じて色々なことにチャレンジしていただきたいと思います。