よかったら白黒で撮ってみて!

この記事はプロモーションが含まれています

みなさまこんにちは。フォトセラピストのAkiです。

A様の2回目のオンラインフォトセラピー・ワークショップをzoomにて行いました。冒頭で、1回目の課題「写真の技術を意識しないで撮る」に添って撮っていただいた写真を拝見しました。クライアント様の想いが感じられる、感性豊かな写真の数々でした。

数十年の写真歴を持つA様のような方にとって、技術を意識しないで撮るということは難しいことだったかもしれませんが、楽しんで撮っていただけたようで安心しました。なんと1日で100枚も撮っていただきました!

今回A様、敢えて色を遮断し、写真を白黒にしました。トップの写真は多くの作品のなかで私が印象に残った”砂の富士山”?をお借りしました。お山の天辺が富士山っぽいのが面白い。砂を盛り上げた方は気づいていたのでしょうか^^。

さて、今では白黒での表現は珍しいもの、と言いますか写真家が作品として撮るもの、というように一般的な表現手段ではないのかもしれません。しかし、普段カラーで撮っている人が白黒で撮ってみると様々な気づきがあるようです。写真から敢えて色を剝奪してまず強調されるものはコントラストではないかと思います。

A様の写真の中にはコントラストが印象に残ったカットがいくつもありました。道路とそこに引いてある歩行者用の白いライン、白い建物とその前の黒っぽい空き地、その他白い背景にある黒い針金や電線などなど。コントラストがあることで、写真を見たときに自分が気になるものまたは好きなものがハッキリします。

また、色がない写真は見る者の想像力を掻き立てます。撮影者も撮った時は当然色がある世界にいるわけですが、あとで見てみると全く違うものに見えるということが容易に起こります。これも白黒ならではの楽しいところ。今回もA様が撮影された、とある植物が波のうねりのように見えたり風を撮っているように見えたりしました。オモシロイです。

私は学生時代から白黒歴が長いので(現像世代です^^)白黒だけでなくセピアも大好き。今はデジカメやスマホの設定ひとつで白黒やセピア色の写真を撮れる時代。写真はカラーが当たり前、と思っているみなさまも、機会を作って白黒で撮ってみてください。意外な発見がきっとあるはずです。